ローカル・イノベーション・プロジェクト「ASAGO大學」

2018.03.30 活動報告

地域の「稼ぐ力」を創出する、ASAGO大學

「ASAGO大學」は、地域産業・地域経済の「未来を語り、未来を学び、未来を創る」成長実現の場として、市域を超え、広く朝来を愛する人々に門を開き、朝来市の元気づくり、地域創生の推進力になることを目指し開校しました。スペシャルセミナーと異業種交流会を主体とした「本科」と、事業化を目指すワーキング・グループの「分科会」を設置しています。
その活動は、朝来市「ふるさと名物応援宣言」のテーマ設定を行うなど朝来の元気づくりに大きく貢献。さらに「分科会」の活動は業種を超え、地域を超え、柔軟な連携を生み出し、地域創生を推進するローカル・イノベーション・プロジェクト「ASAGO大學」として進化と発展を遂げました。
※学校教育法で定められた正規の学校ではありません

 

ローカル・イノベーション・プロジェクト

「ローカル・イノベーション・プロジェクト」とは、地域ぐるみで産学官農金などの関係者が連携して持続的に新産業・新需要などを生み出し、地域経済の活性化を推進するプロジェクトです。ASAGO大學は、近畿経済産業局が推進する「ローカル・イノベーション・プロジェクト」に登録認定されています。

 

ASAGO大學分科会

「ASAGO大學」は、ローカル・イノベーション・プロジェクトとして、地域資源を活用したビジネスの創出へ向け、観光ブランド、特産ブランドの付加価値を高める新商品の開発等、各チームに分かれて取り組んでいます。そして誕生した3つのプロジェクトは、地域の活性化を目指して始動しています。そんなプロジェクトをここに紹介させていただきます。

 

①城下町楽部

生野銀山を守るために築かれたとされる竹田城最後の城主・赤松広秀ゆかりの宝刀「獅子王」復活プロジェクトは、新たに「城下町楽会」としてスタート。ASAGO大學「城下町楽部」と連携し、赤松広秀ゆかりの地域とのネットワーク化を図るなど、広域・地域間連携による観光資源・特産品のブランディング強化やプロモーション事業を推進します。

 

②観光楽部

事業化推進チーム「着地型観光プロジェクト」は、平成28年度から地元における観光産業の現状を調査し、課題解決に向けての検討と着地型観光の導入計画に取り組んできました。その約2年間に渡る成果として作成した事業計画「ASAGO大學と連携した心身浄化の旅『Asago Wellness Tourism』」は、国の地域資源活用事業に認定されました。実施にあたっては地元民間企業である有限会社いけがわ「縁結びトラベル」が中心となり、ASAGO大學と連携して具体的なニューツーリズム商品の開発と展開を行なっています。
観光客と地域住民の「互いが交流し高まり合う」着地型観光として「あさごウェルネス・ツーリズム」を開発し、交流の産業化を促進。さらにインバウンドも視野に入れ、観光産業(旅館、飲食店、みやげ店、道の駅など)の利用者増加など地域経済の活性化を目指しています。

 

③特産楽部

事業化推進チーム「岩津ねぎプロジェクト」は、昔から体に良いとされてきた特産「岩津ねぎ」の健康効果を科学的に明らかにし、その成分を活かした健康食品の開発などを行うプロジェクトです。
実施にあたっては、地元民間企業である株式会社味来が中心となり、ASAGO大學と連携して商品化に向けた事業に取り組んでいます。
兵庫県の農商工連携事業として、大学などの研究機関と共に研究開発に着手。さらに地域資源活用事業として、「岩津ねぎ」を活用した健康食品の開発・市場開拓を研究機関などと共に実施。岩津ねぎの付加価値を創出すると共に、地域経済の活性化に貢献する新ビジネスモデルの構築を目指しています。