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1歳未満の乳児に「ハチミツ」を与えないでください!
乳児ボツリヌス症 ~症状と予防のポイント~
乳児ボツリヌス症とは
乳児ボツリヌス症は、1歳未満の乳児に特有の病気です。
1歳未満の乳児は、まだ腸内環境が整っておらず、ボツリヌス菌の芽胞が食品などを介して口から体内に入ると、腸管内で発芽・増殖し、その際にできる毒素によって乳児ボツリヌス症を引き起こすことがあります。
ボツリヌス菌の芽胞は熱に強いため、通常の加熱や調理では死滅しません。
症状
便秘、筋力の低下、哺乳力の低下、泣き声が小さくなる、首のすわりが悪くなるといった症状を引き起こすことがあります。ほとんどの場合、適切な治療により治癒しますが、重症例では、呼吸困難を引き起こしたり、まれに死亡したりすることもあります。
予防のポイント
- 1歳未満の乳児には「ハチミツ」や「ハチミツを含む食品(ハチミツ入りの飲料・お菓子など)」を与えないようにしましょう。
- 食品の表示を必ず確認しましょう。
- 家族やお子さんを育児する方にも伝え、みんなで気をつけましょう。
乳児ボツリヌス症に関する詳しい情報は重要なお知らせ(別ウインドウで開く)<外部リンク>をご覧ください。(厚生労働省ホームページ「ハチミツを与えるのは1歳を過ぎてから」)