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手話はみんなのものNo.13
●感情を表す手話をおぼえましょう
表現するときは、感情を表情に表すのがポイントです。鏡を見ながらするのもいいですね。
<単語>
「うれしい(楽しい)」・・・ 両手を開いて胸の正面で交互に上下させます。
「悲しい」・・・ 両手の親指と人差し指の指先をくっつけて、目元から頬にそって交互に下します。
「苦しい」・・・ 右手の5指を軽く曲げて胸に当てたら、円を描くように回します。
<短文>
⑴ 仲間が増えてうれしい
⑵ おいしいケーキが売り切れて悲しい
⑶ 風をひいて胸が苦しい
https://youtu.be/RJGekl3TJ7o<外部リンク>
【そうなんだ💡】●盲ろう者をご存じですか
「目(視覚)と耳(聴覚)の両方に障害を持つ人」のことを盲ろう者といいます。盲ろう者は兵庫県に630人ほどいるといわれています。
生まれつきの盲ろう者もいますが、視覚障害の人が加齢により聴覚障害を重複する場合や、聴覚障害の人の視力が低下し盲ろう状態になる場合もあり、障害の状態はさまざまです。
盲ろう者は、情報入手・コミュニケーション・移動など、さまざまな場面で困難が生じ、盲ろう通訳・介助員が意思疎通の支援を行っています。
盲ろう者のコミュニケーション方法には、手書き文字、触手話、接近手話、音声、点字、指点字などがあります。
盲ろう者で有名なヘレンケラーは、サリバン先生に1対1で十分な支援を受け、素晴らしい才能を発揮することができました。盲ろう者は何もできないのではなく、十分な支援と環境があれば障害のない人と同じように自分らしく生きることができるのです。