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PM2.5微小粒子状物質)について
PM2.5とは
大気中に浮する粒子状の物質のうち、粒子の大きさが2.5μm(マイクロメートル)以下の微小な粒子を総称してPM2.5と呼んでいます。
PM2.5は、自動車等の排ガスや工場のばい煙などからと、空気中の二酸化窒素などの気体が太陽の光と反応してする合があり、粒子が小く肺の奥深くまで入り込みやすいことから、健康への影響が懸念されています。
健康影響の出現が高くなる濃度(注意喚起のための暫定的な指針となる値)
環境省は、平成25年11月に「注意喚起のための暫定的な指針」に係る判断方法の改善について示しました。その結果、1日の平均値が70μg/立方メートル以上に加えて、
- 午前5時から7時の1時間値の平均値が85μg/立方メートルを超えた場合
- 午前5時から12時の1時間値の平均値が80μg/立方メートルを超えた場合
に注意喚起が行われます。
兵庫県では、「ひょうご防災ネット」及び「PM2.5注意喚起情報に関するメール配信サービス(注意喚起情報配信サービス)」で情報発信されますので、インターネット接続ができるパソコンや携帯電話で登録をしてください。
※国では、今後もデータ解析や専門家会合等により、引き続き指針値等の検討が行われます。
注意喚起時の行動の目安
- 不要不急の外出を控え、屋外での激しい運動はできるだけ減らしましょう。また、外出時にはマスクを適切に着用しましょう。
- PM2.5を屋内に持ち込まないため、部屋の換気は最小限にし、洗濯物は室内に干しましょう。
- 喘息などの呼吸器系疾患がある方、心臓の持病がある方、小児や高齢の方は、70μg/立方メートル以下でも症状が悪化する可能性がありますので、体調の変化に注意してください。
マスクについて
PM2.5に対して、医療用や産業用の高性能な防じんマスク(N95やDS1以上の規格)は微粒子の捕集効率の高いフィルターを使っており、微粒子の吸入を減らす効果があります。ただし、着用すると少し息苦しい感じがあるので、長時間の使用には向いていません。
また、一般用マスク(不織布マスク)にはさまざまなものがあり、PM2.5の吸入防止効果はその性能によって異なります。
PM2.5の環境基準
PM2.5の環境基準は、健康維持のために望ましい濃度として、1年間の平均値が15μg/立方メートル以下であり、かつ、1日の平均値が35μg/立方メートル以下と定めています。
PM2.5の測定
兵庫県で行った測定データは、環境省大気汚染物質広域監視システム(そらまめ君)で確認できます(朝来市に最も近い観測地は豊岡市になります)。
外部サイト
- 環境省 微粒子状物質(PM2.5)に関する情報<外部リンク>
- 環境省大気汚染物質広域監視システム(そらまめ君)<外部リンク>
- ひょうご防災ネット<外部リンク>
- PM2.5注意喚起情報配信サービス<外部リンク>