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ごっくん離乳食
離乳食とは
赤ちゃんの成長に従って母乳やミルクだけでは足りなくなってくる栄養を補い、『飲む食事』(母乳やミルク)から『噛んで食べる食事』(幼児食)に移行できるよう橋渡しをする食事を離乳食といいます。
なめらかにすりつぶした状態から固さを増し、量と種類を増やして慣れさせ、1歳6か月を過ぎた頃には幼児食が食べられるようにしましょう。また、離乳食は食べることの楽しさを知ることでもあります。おいしく食事ができる環境づくりを心がけましょう。
離乳食はなぜ必要?
- 母乳やミルクだけでは足りなくなってくる栄養を補います
- 「飲む」ことから「かんで食べる」ことを覚えていきます
- 消化吸収する力を育てます
- 独立心や豊かな心を育てます
- いろいろなものをおいしく食べることで、味覚が発達し、食べることの楽しさを知ります
離乳食を始めるまでの準備
離乳食は生後5~6か月頃に始めるとされていますが、それまでにできる準備もありあます。できることから始めてみてください。
◇おなかがすく生活リズムをつくる
生後4カ月頃になったら、1日の生活にメリハリをつけることも大切です。早起き・早寝の習慣をつけ、日中はお散歩や室内遊びをして、おなかがすくリズムをつけておきましょう。
◇食事への興味を高める
お子さんが起きていたら、家族が食事をしているそばに連れてきてあげて、家族がご飯を食べている姿を見せてあげましょう
「今日のおかずは○○だよ、おいしいよ~」と話しかけてあげることで、食事に興味を持つことができたり、食事を楽しみにしてくれます。
◇食べ物を口の中に入れる準備をする
お子さんの唇をやさしく触ってふれあいの時間を作ったり、指しゃぶりやおもちゃをなめたり口に入れたりすることで、食べ物を口に入れる準備になります。
離乳食を始める前の注意点
★離乳食開始前に果汁やお茶、イオン飲料を与える必要はありません。
離乳開始前に果汁やお茶などを与えると、母乳やミルクの量が減ったり、必要なエネルギーや栄養素が不足することもあります。
母乳やミルク以外の味に慣れるのは、離乳食開始後で十分です。
離乳食を始める目安
赤ちゃんの発達には個人差があるので、赤ちゃんの様子を観察しながら焦らず進めてください。
次のような様子が見られたら、開始の目安です。
(1)首がすわり、寝返りができる
(2)支えてあげると5秒以上座ることができる
(3)スプーンなどを口に入れても、舌で押し出すことが少なくなる
(4)大人が食べているところを見ていたり、よだれが出るなど、食べ物に興味を示す
離乳各時期の詳しい内容については、添付ファイルをご覧ください。
添付ファイル
- 離乳初期 生後5~6か月頃[PDFファイル/82KB]
離乳初期 生後5~6か月頃 - 離乳中期 生後7~8か月頃[PDFファイル/169KB]
離乳中期 生後7~8か月頃 - 離乳の進め方と離乳食に不向きな食品[PDFファイル/1.06MB]
離乳の進め方と離乳食に不向きな食品
離乳食動画の紹介ページは離乳食を動画でご紹介します。
ベビーフードの利用
ベビーフードは月齢に合わせて、粘度、固さ、粒の大きさなどが調整されています。忙しかったり、疲れていたり、料理をするのが大変なときは、ベビーフードを上手に使用してみてください。
また、非常時の備蓄にもおすすめです。災害などで食べ物が手に入らないときなどの非常時用に水や育児用ミルクなどと一緒にベビーフードを備えておくと安心です。
ベビーフードを利用するときの注意点
(1)お子さんの月齢に合ったものを選び、与える前には一口食べて確認を!
→お子さんに与える前に一口食べてみて、味や固さを確認しましょう。温めて与える場合には熱すぎないように温度を確かめてください。
(2)料理名や原材料が偏らないように!
→離乳食が進み、2回食になったら、ごはんやめん類などの「主食」、野菜を使った「副菜」 、たんばく質性食品の入った「主菜」が揃う食事内容で準備してください。
(3)開封後の保存には注意!
→瓶詰やレトルト製品のベビーフードは、開封後はすぐに与えるようにしましょう。衛生面の観点から、食べ残しや作りおきは与えないよう注意してください。
災害時に備えましょう
地震などの自然災害は、いつどこで起きるかわかりません。災害時の慣れない環境でも赤ちゃんが安心して過ごせるように、普段から防災対策を意識し、災害が起きた場合に備えましょう。
災害時には、調乳の必要がない、液体ミルクやベビーフードを備蓄しておくのがおすすめです。できれば3日分は備蓄していると安心です。
- 災害時に乳幼児を守るための栄養ハンドブック<外部リンク> (公益社団法人 日本栄養士会ホームページより)
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