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もしもの時、「どこに」「いつ」逃げる?マイ避難カードを活用しましょう
自然災害では「自分のいのちは自分で守る」ことが大原則です。近年、風水害などの自然災害が激甚化するなか、逃げ遅れや危険箇所への接近などによる犠牲にならないよう、市民の皆さん自身による主体的な避難が重要になります。
マイ避難カードとは
マイ避難カードとは、災害が発生したときに
「いつ」
「どこに」
「どのように」
避難すればよいのかを事前に確認して記入しておき、目につきやすい場所に掲げておくことで、緊急時の行動の目安として役立たせるためのカードです。
目につきやすい場所に掲げるだけでなく、財布の中やお薬手帳など、普段の持ち物と一緒に持つことで外出先でも避難行動に役立てることができます
また、作成したマイ避難カードは、有事の際の自身の避難行動確認用のほか、家族・地域で共有することをお勧めします。
マイ避難カード(A3サイズ) [PDFファイル/3.15MB]
マイ避難カード(A4サイズ) [PDFファイル/4.27MB]
A3サイズで印刷すると、折りたたむとお薬手帳に挟めるほどのサイズになります。
A4サイズで印刷すると財布に入る程度のサイズになります。
「マイ避難カード」のつくり方
ステップ1 自宅付近の災害時の危険性を確認しましょう
ハザードマップを確認し、自宅付近にどのような危険があるかを知っておきましょう。
朝来市は、川と山に囲まれた地形から、洪水や土砂災害などが発生するリスクがあります。
例えば大雨が発生した時、自宅周辺が「どのくらいの浸水になるのか」や「土砂災害の危険はないか」などを確認しておくことがポイントです。
ステップ2 避難場所を確認しましょう
遠方の親戚・知人宅、指定緊急避難場所など安全な場所を確認し、避難するルートも併せて検討しておきましょう。避難場所や避難ルートは複数検討しておくことが大切です。
避難場所は「最善(ベスト)」の一つだけでなく、「次善(セカンドベスト)」や「三善(サードベスト)」も考えておきましょう。
また、避難とは、「難」を「避」けることです。避難先は市の指定する避難場所だけではありません。
まずは「自宅」、次に「安全確保ができる場所」、最後の手段で「避難場所」という順に検討し、あらかじめ、自分と家族の避難先を決めておいてください。
もちろん、安全であること(浸水しない・土砂災害の危険がない)が大原則です!
ステップ3 避難開始を判断する情報を確認する
スムーズに避難するために、「いつ逃げるのか」という避難のタイミングをあらかじめ決めておくことが大切です。避難を始めるきっかけとなる避難指示などの避難情報や、情報の入手方法を確認しておきましょう。
ご家庭の状況に応じて、例えば、ご高齢の方や障害のある方など、避難に時間がかかる方がおられる場合は、「警戒レベル3 高齢者等避難」で避難するなど、避難を始めるきっかけとなる情報をあらかじめ決めておくことが大切です。
夜や逃げ遅れたときは、浸水や土砂が流れ込むおそれのない上層階など、屋内のより安全な場所に避難するなどの行動をとりましょう。
また、台風が最接近する日まで避難を待つ必要はありません。前日から親戚の家に避難するなど、早めに動けば確実に避難先の選択肢は増えます。
注意事項(おさらい)
- 避難場所は「最善(ベスト)」だけでなく、「次善(セカンドベスト)」や「三善(サードベスト)」も考えておく
(例)最善:市外の親せきの家 次善:自宅の2階 三善:〇〇公民館 - 夜(周囲が暗く屋外へ出ると危険な場合)や逃げ遅れたとき(周囲がすでに増水していたり、雨風が強く屋外に出ると危険を感じる場合)は、浸水や土砂が流れ込むおそれのない上層階など、屋内のより安全な場所に避難するなどの行動をとる
- 安全な場所にいる人まで避難場所に行く必要はなく、自宅にとどまる(自宅避難)、2階以上の安全を確保できる場所に移動する(垂直避難)