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令和6年度施政方針

ページID:0014112 更新日:2024年2月29日更新 印刷ページ表示

幸せと暮らしを守るため未来に挑戦する予算

令和3年6月に私が所信表明した「すべての住民の皆さんが幸せを実感できるまち」の実現に向けた市政運営に係る重点施策については、一定形作られてまいりました。
しかし、まだそれは道半ばであり、ウェルビーイング、すなわち幸せの実感が満たされた状況ではないかもしれません。それは、今後において施策をさらに充実させ、より多くの市民の皆さんに市政を御理解いただく中で、生きがいを感じ自ら主体的に社会参画しようという市民意識の醸成により満たされるものと考えます。
それらを踏まえ、ここに令和6年度を迎えるに当たり、市政運営の基本的な考え方を申し上げます。
まずは、「第3次朝来市総合計画」「第4次朝来市行財政改革大綱」及び「第2期朝来市創生総合戦略」を基本に据え、財政規律を遵守した健全な財政運営を図りつつ、朝来市全体の地域力の維持、向上と効率的な市政運営に取り組んでまいります。
その上で、令和6年度は、過去3箇年にわたり実践してきた重点施策の更なる深化と加速化を図り、より広くより深く市民生活に浸透させるとともに、先送りできない諸課題に対し朝来市の将来を懸け剛毅果断に挑戦する「幸せと暮らしを守るため未来に挑戦する予算」として、次の5つの観点に立脚した重点戦略と予算を編成し市政を運営してまいります。

(1)子育てを支えるまちづくり

結婚に係る支援は、結婚新生活支援補助金の創設や男女の出会いの場を創出する大規模婚活イベントを実施します。
妊娠・出産期に係る支援は、昨年、朝来医療センターに産婦人科外来が開設され、本市のこども子育て施策は大きな一歩を踏み出したところです。今後は、医師確保対策就業支度金を増額し、朝来医療センターに勤務する医師の確保に努めるとともに、産婦人科・小児科のオンライン相談の導入により妊産婦や子育て中の保護者の孤独や不安を解消し寄り添う体制を整えます。併せて、産後ケア事業宿泊型の利用者負担金の減額や産婦健康診査費の助成等により経済的負担の軽減も図ってまいります。
子育て期に関する支援としては、乳児健康診査の助成制度の拡充や乳幼児等・こども医療費助成の所得制限の撤廃と他の公費負担との併用を可能に、さらには、市営住宅の入居要件の緩和等により、居住に係る子育て世代の経済負担を軽減します。
保育環境の多様なニーズに対応するため、在宅で保育を希望される方に対しての支援金制度を創設するとともに、ファミリー・サポート・センター事業を啓発し、地域の助け合いによる子育てを一層推進します。
新たに再編した行政組織により、すべての子どもが安全・安心な環境及びすべての子どもの健やかな成長の実現を目指します。

(2)教育の環境を支えるまちづくり

第4期朝来市教育振興基本計画『あさご夢・学びプラン』を策定し、一人一人が社会の担い手となること、そして社会全体のウェルビーイングの向上を目指します。
安全な通学により安心して学習ができる環境を確保するため、生野地域にスクールバスを配置し運行します。
不登校児童生徒の学習や生活の支援等を行います。
中学校部活動は、生徒の人間性や社会性を育むこととしての意義が高いものの指導する教職員の負担となっており、部活動のあり方を検討します。
生徒が安全・安心で快適な学校生活を送ることができるように学校施設等長寿命化計画に基づき学校施設を整備します。

(3)自分らしく活躍できる社会の実現に向けて

一人一人が生きがいと役割を持ち「いくつになっても住みなれた地域で豊かに暮らしたい。」という市民の皆さんの思いを実現させるため、高齢者や障害のある人等に寄り添った支援を推進します。

国保データを活用した介護予防及びフレイル予防への取組を充実させるとともに、身近な地域で介護予防活動が実施できる体制を整えます。
特殊詐欺など高齢者を対象とした犯罪が横行していることから、県補助金を活用して自動録音電話の購入を支援することにより高齢者の生活を守ります。
公共交通機関の利用が困難な方を対象に実施している外出支援サービスの利用区域を拡大し、制度の充実を図ります。
帯状疱疹の予防接種に係る費用の一部を助成するとともに高齢者等を対象として新型コロナウイルス感染症に係るワクチン接種を実施することにより、健康寿命の延伸に努めてまいります。
介護、障害者、子ども、生活困窮の分野に係る相談が複雑化・複合化してきている昨今の状況に対応するため、重層的支援体制整備事業への移行に向けた準備に取り組みます。

(4)まちの稼ぐ力を強化

​​地域における消費喚起を図る目的として、あさごPay、プレミアム付商品券の発行及び住宅リフォーム助成事業を実施します。
離農や生産意欲低下の原因となる現下の物価高騰を乗り切るため水稲生産緊急対策を講じます。
次世代を見据えた取組を戦略的に推進していくため、新規就農支援やオーガニックビレッジ宣言を行い有機農業を本格的に推進します。
農業施設の老朽化対策及び効率化を図る観点から新たに再圃場整備にも取り組みます。
林業対策として林業事業体の森林整備の推進と自伐型林業の普及を促進するとともに林業従事者の確保のため、林業事業体従業員の社会保障制度掛金等の一部を補助します。
大阪・関西万博を契機としたインバウンド誘客の準備や、アフターデスティネーションキャンペーンの実施、竹田城跡のPR強化など「おもてなし」による交流人口の増大と外貨獲得による経済の活性化を推進します。

(5)まちの未来に向けた対策

「書かない市役所」の実現に向け、デジタル田園都市国家構想交付金を活用し、デジタル技術を活用した窓口システムの導入を検討します。
生活の基盤となる公共交通について、鉄道、路線バスと有機的に組み合わせたデマンド型乗合交通を導入し生活交通の利便性の向上を図ります。
屋根付運動施設の整備に向けた調査や和田山ジュピターホールの大規模改修、あさご森の図書館を改修し、誰もが気軽に学びやスポーツに親しめる環境づくりを推進します。
現在の地域協働の仕組みを分析し更なる推進を図るため懇話会を設置し、今後の方針を打ち出します。
生野庁舎等の利便性・機能性の向上を図るため、機能の複合化による整備を推進するとともに、生野の魅力を向上させる方法を検討し、誘客を促進します。
まちの顔であり玄関口となる和田山駅周辺の利便性と魅力を向上させ、地域の活性化を図るため、和田山駅南北自由通路等の整備検討を行います。
朝来医療センター周辺の土地利用について、農業委員会と協議をしながら今後の方向性の検討を進めます。

高校生議会からの提言

高校生議会の提言を取り入れ若い世代の柔軟な意見を市政に反映させます。

資料

令和6年度施政方針 [PDFファイル/1.56MB]
令和6年度施政方針概要版 [PDFファイル/1.17MB]

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