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“未来へ飛躍するまち”を目指して
明けましておめでとうございます。
市民の皆さまには、健やかに輝かしい新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。
「いのち輝く未来社会のデザイン」をコンセプトに開催された大阪・関西万博は、2500万人を超える多くの来場者でにぎわい、「一人一人の命の尊さ」が世界的な視点で確認され大盛況のうちに幕を閉じました。
その一方で、現実の世界に目を転じますと、和平への道筋が依然として厳しいウクライナ戦争や停戦合意したものの人道違反が続くガザ紛争など、国際秩序の正常化と平和的な解決が強く望まれます。改めて「命」の尊さを認識する中で、私たちの日常生活を振り返りますと、列島各地で頻発する地震、大型化する台風や線状降水帯による洪水被害、猛暑による渇水などが私たちの生活を脅かしています。さらに昨年多発したクマ被害は、人と自然の有り様に新たな一石を投じたところです。これらに加え、凶悪化・巧妙化・広域化する特殊詐欺犯罪の横行など、私たちの身に迫る危険は刻々と変容しており、平素から「命」を守る備えや行動を意識しておく必要があります。
市といたしましても、「今までは」の考えを払拭し、あらゆる方面に目を配り「幸せと暮らしを守る」ことを第一義に市政を運営して参ります。
さて、昨年は、市民の皆さまに「住みたい・住み続けたいと思われるまち」の実現を目指し、ライフステージに合わせた切れ目ない施策を実施しました。とりわけ、学校給食の完全無償化や妊産婦健康診査費、新生児聴覚検査費の全額助成など、従来に引き続き若者や女性、新たな生命の誕生に目を向けた施策を重点的に実施しました。
これら継続的な取り組みが功を奏してか、国が一昨年に公表したデータでは、若年女性人口の減少率を示す数値は10年前に比べ1割近く回復しています。さらなる効果の上積みを目指し、今後も弛むことなく積極的に施策を推進して参ります。
一方、本市は、近い将来に高齢人口が生産年齢人口を上回ることが予測されています。現役世代が大きく減る中で、多様化する地域の皆さまの悩みに対して、従来の支援が十分に行きわたらなくなるおそれがあります。
そこで必要になるのが、誰もが地域の一員として尊重され、安心して暮らせる「地域共生社会」であり、「地域住民」「地域の関係者」「行政」が密になり結束として支援をしていく取り組みの強化です。生活が立ち行かなくなるというマイナス思考ではなく、「これまでできなかったことが地域の結束によりできるようになった」と、どなたにも生きがいを持って住んでいただける「地域共生社会」の実現に向け、なお一層戦略的に取り組んで参ります。
これらは、すぐに成し得るものではありませんが、千里を駆ける馬が如く着実に歩を進めつつ、駿馬が勢いよく跳ねるように「未来へ飛躍するまち」を目指し市政運営に努めて参りたいと存じます。
結びに当たり、本年が皆さまにとりまして、幸多き年になりますことをご祈念申し上げ、新年のあいさつとさせていただきます。
